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雪の回廊

雪の回廊

 

雪の回廊がひらく日

昨日から、雪の回廊が通れるようになりました。

冬のあいだ降り積もった雪が、
道の両側に高く残り、
まるで白い壁のように続いていきます。

人の背丈をはるかに超える雪。
見上げるほどの高さ。

その間を、静かに歩いていくと、
不思議と音がやわらぎ、
世界が少しだけ遠くなるような感覚になります。

白、白、そして白。
けれどよく見ると、
光の当たり方でやわらかく表情を変えています。

朝は少し青く、
昼はまぶしいほど白く、
夕方にはほんのりと温かい色に。

同じ雪でも、
一瞬として同じ景色はありません。

自然がつくるものは、
いつもそうです。

整えすぎず、
そのままの姿で、
ただそこにある。

雪の回廊の中を歩いていると、
ふと立ち止まりたくなります。

何かを考えるでもなく、
ただ、見上げて、深く息をする。

それだけで、
少し心が整っていくような気がします。

旬花柊萄が大切にしているのも、
こうした時間です。

季節の中に身を置き、
自然の流れにゆだねること。

冬がつくったものを、
春が少しずつほどいていく。

雪の回廊は、
そのあいだにだけ現れる、
短い季節の風景です。

もしこの時期に青森を訪れることがあれば、
ぜひこの白い道を歩いてみてください。

きっとそこに、
言葉にしなくてもいい静けさと、
少しだけ軽くなった心を感じるはずです。


旬花柊萄

2026-04-02 11:48:06

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